事例 ステンレスのバルブ部品のシート面を旋盤加工でRa0.05以下にできるか?

お客様からのご相談
ステンレスSUS304のバルブ部品(旋盤加工品)で、シート面の面粗度をRa0.05以下にしたい、さらに量産品なのでコストも安く抑えたい、というご相談を頂きました。お客様としては、硬度も欲しいので、SUS630H900やハステロイへの材質変更、ステライト肉盛りの切削も検討している、との事でした。
旋盤加工VA・VE.comのご提案!!

ステンレスSUS304で面粗度Ra0.05以下を旋盤加工にて対応することについては、様々な試行錯誤の結果、バルブシート面への切削による微細な影響(ビビリや設備の振動、切り屑の絡まり)を極力なくす為に、適切な加工方法、工具、切削条件を設定して仕上げ加工にトライいたしました。更にシート部をバフ研磨することで鏡面仕上げにし、面粗度はRa0.02まで面粗度を向上させることができました。

表面硬度についてもご要望を頂いていた点については、析出硬化系のSUS630やニッケル基合金であるハステロイは素材硬度が高く、製品素材としては適しているが素材費や加工費に莫大なコストがかかる為、現行素材のSUS304に表面硬度を向上させるために窒化処理のご提案をさせて頂きました。その結果性能検査で合格となり、お客様からお礼のお言葉を頂きました。

旋盤加工VA・VE.comを運営するオーゼキでは切削加工だけではなく、付随する表面処理や材質についても考慮してトータルコストの削減へのご提案をしています。

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